銀河径一郎 小説、物語の部屋

銀河径一郎による不思議な物語、怖い話、面白い小説、ファンタジーなど。

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こころはその夜、思い切ってサトミとカオリにメールで打ち明けた。


《こんなこと相談しても、気分悪くするかもしれないけどさ》


《何言ってるの、なんでも相談して》とサトミ。

《そんな水くさいなあ》とカオリ。


《ありがと、先生にね、今後の方針でどっちか選べって言われたんだ。

それがちょっと難しすぎるニ択なの。


Aはこれから先、薬だけで頑張る。

だけど薬だけだと治る確率が低いんだ。


Bはドナーから骨髄をもらって移植する。

こっちは治る確率は高いんだけど、副作用で将来妊娠できない危険が濃厚なんだよ。


私はどっちを選んだらいいと思う?》


メールを送ってしばらく返事はなかった。


私はベッドの上に飾った、完成した千羽鶴を眺めながら思った。

うーん、ちょっと最後、聞いたのは失敗だな。

聞かれてこっちだよなんて、答えられないよね。

私はもう一度メールする。


《あ、重かったらごめん。


別に答えを聞いてるんじゃなくて、私はこうゆー問題にぶつかってますって報告だよ。


聞き流してちょー(笑)》


するとまずサトミから返事が届いた。


《ごめん、脳天気な私には想像もつかなかったよ。


こころはこんなに大変な思いで病気と闘ってるんだね。

私がこころの立場だったらって考えたら、胸がズキズキ痛くなった。


ああ、自己嫌悪だよ。親友のこころの病気に、私はなんて無力なんだろ

こころ、ごめんね》

こころは速攻返事する。

《ううん、サトミはいつも私に元気をくれるんだよ。


だから、あやまらないでよ。


これからも私のグチを聞いてよね》


続いてカオリからも返事が来た。


《つらい選択ですね。


こころの病気に比べたら、私の病気なんてたいしたことないよ。

今の持病は、ぜんそく、片頭痛、逆流性食道炎、十ニ指腸潰瘍、過敏性大腸炎ぐらいしかないし(笑)


だけど、前も言った通り、こころちゃんは絶対に治る人なんだから大丈夫だよ。


私はこころちゃんの完全退院を信じてるから!ファイトー!》


《ありがと、カオリ。


カオリの持病、多すぎ(笑)

私は白血病ひとつやっつければいいんだから、カオリより楽だね!》


(つづく)

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gingak
  • Author: gingak
  • 銀河 径一郎
    (ケイイチロー・ギンガ)
    好きな言葉は『信じる』。
    『地球人も宇宙人』。
    写真はッシェル・ポルナ
    レフの真似です

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