タイプって言われたことは好きだと言われたと受け取っていいのだろうか?
自分のタイプって言葉をヒロキさんも好きと言われたと受け取ってるのだろうか?
それとも、はっきり好きなのか確かめた方がいいのか?
サトミにメールで相談すると、
《悩む必要なし。
嫌いだったらタイプって言わないでしょが。
好きだからタイプと言ったに決まってるよ(ヤッタね!)
次回からは毎回、「好きっとハートマークつけて送れ。
しかし、キミはつまらないところに悩むな。
これだから女子のみ高校はこわいよ》
私は噴き出した。
自分だって女子のみ高校の同級生じゃない。
でもサトミのメールはいつも楽天的でホッとする。
続いて、カオリにメールすると、
《こころちゃん、すごすぎ!
クリーンルームて一番大変な時なんでしょ?
それなのに恋に盛り上がるなんて(爆)!
どうしたらそんなに積極的になれるか教えてよ!
病気を倒して、恋にがんばれ!》
ありがとう、カオリ。
ヒロキさんからまたメールが来た。
《そんなふうに言ってもらえて嬉しいよ。
クリーンルームを出たら、第一段階は退院て言ってたよね。
こころさんが退院したら、
一緒にどこか行こうよ!
どこか行きたいところある?》
えっ、もう胸がドキドキで大変だよ。
どうしよう?
どう答えればいいのか、サトミに相談しよう。
私は、あれこれ場所をあげて、こういうところは最初のデートの場所として、どうなんだろうとメールで聞く。
《おぬしら、進展が速いな。
デートの場所ねえ。
遊園地いいね、と言いたいところだけど、病人なんだから過激な乗り物はまずいだろ。
映画はだめだめ、ずっと黙ってるでしょ。
それに、映画の人物と較べたら負けるでしょ。
だから図書館とか美術館じゃ喋れないだろ。
まずは喋って理解を深めなきゃ(ウケ売りだけど)
女同士なら買い物でもいいけどね。
無難に、海とか山とか言ったらどう?
散歩すれば、いっぱい喋るだろ》
文を読んで、こころはうなづいた。
それがいい、よし海だ!
《わあい、お誘いありがとぅです!
そうですね、ヒロキさんといっぱい喋りたいから、
まだ海水浴には早いけど、どうせ泳げないようだし、
海辺をお散歩したいな!
どうですか?》
《わかった、海辺をお散歩、楽しみにしてる。
詳しいことはこころさんの退院が決まったらね》
ヒロキさんの返事に、いよいよドキドキしてくるこころだった。
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